シャネルの原点 『2.55』とは?
2022-02-27
こんにちは!
みなさんは現在のシャネルの原点にもなった『2.55』をご存知でしょうか。
今回は『2.55』について詳しく解説していきたいと思います!
2.55とは?
シャネルの2.55シリーズはブランドを代表するアイコン的な作品です。1955年2月に発表されたことにより「2.55」と名付けられ、
今でも色褪せない名作として知られています。
1955年当時、レディースのバッグと言えばハンドバッグが主流でした。
しかし、ハンドバッグは荷物がたくさん入るものの、両手が使えないという欠点がありました。
そこで、ブランド創始者であるココ・シャネルは、常に活動的な状態でいられるようなショルダーバッグを製作し、世に普及させました。
シャネルの作ったショルダーバッグは実用性の高さから、当時の女性を魅了しました。
2.55はいわばクラシックバッグの原点ともいえます。
2.55の特徴
2.55の特徴といえばチェーンを使用したハンドルとターンロック金具になります。
今ではチェーンを使用したハンドルはごく普通ですが、1955年当時は全て革で作られているものが多く、耐久性に難がありました。
そんな中ココ・シャネルはレザーよりもチェーンの方が耐久性に優れるというところに着目した、革新的なデザインを作り上げました。
現在ではそこから派生して、チェーンの中にレザーを織り込んだりチェーン同士を繋ぎ合わせるなど
現在ではさまざまなデザインのハンドルが作られています。
ちなみに2.55バッグのフラップの裏地のバーガンディーはココ・シャネルが通っていたオーバジーヌの修道院の制服の色と言われています。
ターンロック金具はクラシックバッグではブランドロゴのCCのマークが使用されていますが、
2.55では四角いマドモアゼルターンロックが使用されています。
シャープで高級感のあるこの金具を見ればすぐに2.55とわかりますね。
2.55の商品を紹介
2.55のバッグはさまざまなデザインのバッグがありますが、その中でも特に人気があるのはメタリックカラーのバッグになります。
メタリックとはいえ、そこまで激しい色合いではなく、上品で華やかな印象を持たせてくれる色合いになっており、かつ、
ダイヤ型のキルティングの中にある意図的に作られたシワはメタリックカラーとの相性がよく、大人っぽさや高級感をプラスしてくれます。
また、収納性にも優れており、背面のポケットは現金をいれられるように。内側のポケットの真ん中にはリップを入れられるように。
と細かいところまで作り込まれています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
『2.55』は実は一度廃盤になりましたが、『2.55』発売50周年を記念して2005年に復刻モデルが発売されました。
再販された当初は限定品として発売されましたが、あまりに人気で反響があった為、今では定番品として継続して販売されるようになりました。
2022年春夏コレクションでも新しい2.55が発表されていたので是非一度見てみてください。