シャネル ラムスキンとキャビアスキンの違い
2022-01-19
こんにちは!
シャネルの製品といえばおしゃれなデザインがとても豊富なのが特徴的ですよね。
その中でも定番でとても人気があるバッグに使われている素材ラムスキンとキャビアスキンについて解説していきたいと思います!
キャビアスキン ラムスキン の特徴
<ラムスキン>
シャネルのバッグと聞いてまず1番に思い浮かべるのはラムスキンのバッグだと思います。
ラムスキンとは生後1年未満の仔羊の皮を鞣した革のことを言います。
生後1年未満の仔羊の皮は、サイズが小さく希少価値も高いため、最高級品とされています。
毛穴が小さくキメの細かい綺麗な肌が特徴の皮で、しなやかなで柔らかい質感を持っています。
ラムスキンはとても繊細なため、チェーンをバッグの上に置いて保管すると押跡がついてしまったり、
少しでも爪を立ててしまうと傷がついてしまう上に他の素材にくらべ型崩れもしやすいため、保管や取り扱いには十分に注意が必要です。⚠️
また、経年変化により、ふっくら感が失われペタッとしてしまいます。
ちなみに、生後半年未満の仔羊の革を「ベビーラムスキン」、生後1年以上の大人の羊の革のことを「シープスキン」と言います。
<キャビアスキン>
キャビアスキンとは牛革につぶつぶ模様の型押ししたものになります。
なぜ、キャビアスキンなのかというとつぶつぶした模様が高級食材のキャビアに似ていることからその名がつけられたと言われており、
キャビアスキンの正式名称は「グレインドカーフスキン」と言います。
キャビアスキンというのは正式名称ではなくあくまであだ名のようなものと思っていただけるといいと思います。
キャビアスキンは質感が固めで傷がつきにくいのが特徴的だと言えます。
生地が丈夫なため、ラムスキンほど取り扱いに注意する必要はありませんが、
雑に扱ってしまうと表面の凹凸が擦れて無くなってしまう場合があるのである程度取り扱いには注意が必要です。
丈夫な分結構重さがあり、質感も相当固めなため、好みがはっきりと分かれる素材ではあると思うので
購入前に実際に手に取って手触りを確かめてみてください!
最近ではキャビアスキンよりも質感が柔らかいソフトキャビアスキンというものもあり、固い質感があまり好きではない人にはおすすめです。
キャビアスキンの凸凹で若干色が違う部分なんかは細かいですがすごくこだわりを感じますね。
どっちがおすすめ?
ここまでラムスキン、キャビアスキンの特徴を解説してきましたが、どっちを買うか悩んでる方もいるかと思います。
個人的には新品で買うならキャビアスキン、中古で買うならラムスキンがおすすめです。
理由としては、
- 中古品の販売価格の違い
- 取り扱いやすさの違い
- 資産性
この3つが挙げられます。
中古品の販売価格の違い
中古のバッグ(ヴィンテージでかつ状態が良いもの)で見た場合、ラムスキンのダブルフラップは35万〜50万前後なのに対して、
キャビアスキンのダブルフラップは60万〜80万前後と数十万円単位で値段が変わってきます。
*あくまで当店の値段での比較なため、他店舗様や大きさ、カラー、製造年代によっては多少前後します。
が、基本的にはキャビアスキンの方が高いと思ってもらって大丈夫です。
そのため、キャビアスキンは新品とあまり差がないため、ヴィンテージにこだわりがない限りは新品で買った方がいいのかなと思います。
逆にラムスキンは定価と比べても5〜6割程度まで値段が下がっているためかなりお買い得なのではないかなと思います。
取り扱いやすさの違い
前述にもあるように、ラムスキンは取り扱いに気をつけないとすぐ汚れたり、傷付きます。
ラムスキンは水分にも弱いため、雨で濡れるだけでもふっくら感が損なわれる可能性もあります。
キャビアスキンはもちろん水に濡らさないようにした方がいいですが、雨程度であれば弾いてくれるためそこまで雨に心配する必要はありません。
せっかく新品で買ったのにすぐに汚れちゃったらメンタルやられちゃいますよね、、、
ただ、ラムスキンだとフォーマルな服装にも合わせやすいしカジュアルな服装にも合わせやすいので使い勝手はいいのかなと思います。
資産性
ここまで見てくださった方はなんとなくお分かりかと思いますが、
キャビアスキンの方が価値が落ちにくいです。
ピンクのミニマトラッセのバッグに関しては100万円をゆうに超え、定価よりも高い状態になっています。
新品で買って綺麗な状態を保てれば定価よりも高い金額で売ることができる可能性が大いにあります。
これはどちらにも言えることですが黒よりもピンクやベージュなどの色物の方が流通量が少なく、高値で取引される場合が多いです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
シャネルがいかにレザーにこだわっているかがなんとなくわかっていただけたのではないでしょうか。
もちろん今回ご紹介したレザー以外にもたくさんの素材があるのでぜひ一度
ご来店いただきお気に入りのバッグを見つけていただけたらなと思います。